トーク、研究発表、インスタレーション、パフォーマンス。テーマは、身体とその経験がまさに被っている、現代現在のアクチュアルな社会における潜在的な葛藤あるいはその可能性を、様々な解釈の「パフォーマンス」という方法で問う。

(時刻など詳細は決まり次第お知らせします)

出演者(アーティスト、研究者):
高橋莉子  Riko Takahashi
阪中隆文  Takafumi Sakanaka
小野田藍  Ai Onoda
中島晴矢 Haruya Nakajima
星座を歩く(カナ・コウセイ)Walking the constellations (Kana・Kousei)

Aokid×たくみちゃん Aokid×Takumichan
瀬藤朋  Tomo Seto
宮川緑  Midori Miyakawa
北山聖子  Seiko Kitayama
清水恵美  Megumi Shimizu
山岡さ希子  Sakiko Yamaoka

<テーマ>
 この現代社会特有の難題—少子化、高齢化、健康/病い、ストレス、家族、孤独、コミュニティ問題など、私たちの「身体とその経験(生活)」が、日々、まさに直面している不安、苛立ち、葛藤、に対し、私たちはいったい、どんな提案ができるだろうか。

 例えば、公共や教育からの提案のひとつに「スポーツ」がある。「健康維持と増進のための定期的な体操や運動」を奨励し、また選手としての活躍だけでなく、応援やボランティアなどを通した仲間づくりや、コミュニティ活動への参加も、勧められている。そのシンボル的大事業がまさに、「オリンピック2020」であろう。一方、同年に、さいたま市では、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の公認文化プログラムとして、国際芸術祭を開く。国際芸術祭は、「それらの難題」に対し、芸術の立場からの「提案」を行おうとしていると思われる。  芸術の分野の中でも、「パフォーマンスアート」は、機能的な健康な身体だけでなく、内面と想像力のある身体、クリティカルな視点を持って世界を渡って行こうとする、個の力を信じている身体を実際的に素材にしている。同時に、観客と同時空間で表現し、しばしば参加型となるため、開かれた観客とのコミュニケーションの可能性が他のどのジャンルよりも強く表れる。
私たちアーカイヴでは、そういったことも含め、パフォーマンスアートの力を研究し、公的にそのアイデアをシェアするべく活動している。しかも、そもそもが、いわゆる研究目的というよりアーティストが実践につなげるための研究が目的のアーカイヴである。それゆえ、今回、機会をいただいた、さいたま国際芸術祭の「シンポジウム」枠で、私たちは、話すだけでなく、様々な実践を見ていただくことを、主なプログラムとした。

 昨今、日本の若い世代のアーティストは、身体という素材、パフォーマンスアートという方法を使いつつも、従来の解釈やジャンル感を意識しない自由な作品、活動を行なっている。今回の企画では、そういった彼らの紹介をメインに、世代や経験の違いを超えたアーティストたちの交流のスタイルをとる。そして、時代の感覚をよりアクチュアルに感じられるイベントを作ることを、目指している。

主催・さいたま国際芸術祭2020 関連事業 Saitama Triennale 2020