ipamia event 13 : Durational Performance Project Tokyo 2024 workshop1

ipamia event 13 : Durational Performance Project Tokyo 2024 workshop1

2024年IPAMIAは、東京都北区東十条のアーティストランスペースJungle Gymとの共同企画で、「Durational Performance Project Tokyo (DPPT)」を行います。

Durational Performanceとは、定義が未だ曖昧ですが、Endurance Performanceという言い方もあり、通常の印象よりも、かなりの長時間に行なう、身体負荷の大きめのパフォーマンスを指します。過去にも洋の東西を問わず、それにあたる表現は記録/記憶されていますが、そのような言葉で指し示すようになったのは、おそらく2010年前後ではないかと思われます。

プロジェクトでは、それに関わる資料をリサーチしながら、ワークショップ、レクチャー、展覧会(公演)を積み重ねて行きます。

2024年1月の非公開のワークショップでは、読書会として、Durational Performanceを実践し、修士論文にした、オーストラリアのアーティストのテキストを、メンバーで読み込み、ディスカッションする作業をいたしました。 以下にこれからの公開イベントを紹介します。 企画は順次公開して行きます。


第1回 ワークショップ  2日間、合計8時間パフォーマンス 

プレゼンテーター:石田高大 パフォーマンス《6つのサイコロ》

2024年3月22日(金) 12時〜17時 パフォーマンス 
2024年3月23日(土) 12時〜15時 パフォーマンス /  15時~17時 ディスカッション

会場:PARA  東京都千代田区神田神保町2-20-12 第二冨士ビル2階
※両日、入退場自由   ディスカションは、おいでくださった方はみなさん参加できます。
料金:無料(カンパ制) 

企画:DPPT (IPAMIA +Jungle Gym)  +PARA 

予約・問い合わせ: https://ipamia.net/contact-us/ または、ipamiarchive@gmail.com

石田高大 Ishida Takahiro 1995年富山県富山市生まれ。2020年東京大学農学部環境資源科学課程卒業。
大学在学中、芸術に広く関心を持つようになる。2020年頃より、撮影スタジオや路上にて、その場にあったものや日用品を使って思うままに踊り、遊ぶ、その様子を知人に写真に撮ってもらっていた。次第に、パフォーマンスアートとして制作を始めた。制作では、自身の経験や内面の世界に最初の着想を得ている。https://linktr.ee/takahiroishida

archive : 石田高大 Ishida Takahiro
1995年富山県富山市生まれ。2020年東京大学農学部環境資源科学課程卒業。富山県富山市在住。 大学在学中、芸術に広く関心を持つようになる。2020年頃より、何…
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DPPTのアーティストとしての実働メンバーは、Jungle Gymから山﨑千尋、IPAMIAからは石田高大、北山聖子、中谷尚生、山岡さ希子、そして、ライターの平岡希望です。

 

<DPPTメンバー>

山﨑千尋 Yamazaki Chihiro

1990年、北海道生まれ。2009年に東京芸術大学絵画科油画専攻にて現代美術を学び、同大学大学院ではフィールドワークを基軸とした実地研究を始める。2014年「大館・北秋田芸術祭2014 里に犬、山に熊」や、2016年「福島現代美術ビエンナーレ」など数多く都外の芸術祭に参加し、サイトスペシフィックなスタイルを確立さる。インド・カシミール州でのレジデンスを機に「不可視化された支配」をテーマに、メディアを限定しない多様な表現活動をしている。近年は「身体の支配」をテーマに自身の家族が脳死状態に陥った経験をモチーフとして映像作品と論文を制作。同大学にて博士号を取得。Jungle Gym運営メンバー。

北山聖子Kitayama Seiko

1982年、長野県生まれ。2008年よりパフォーマンスアートを始め、国内外のパフォーマンスフェスティバルに参加。2010年代は、観客をパフォーマンスに引き込むパ フォーマンスを展開。2020年前後より自宅や自然の中など身近な環境の中でパフォーマンスを行うようになり、近年では一日中影を追いかける《Chasing a Shadow》や、 花が咲く時間に合わせパフォーマンスする《Waiting for Flowers》、観客から集めた動詞を6時間かけてアーティストが行う《Verbs》などドュレーショナルパフォーマンス を多く行なっている。 IPAMIAリサーチメンバー。https://seikokitayama.com

山岡さ希子Yamaoka Sakiko

1961年生まれ。1992年ごろから、パフォーマンスアート、ドローイング、インタビューを含む映像作品などを制作する。都市空間の介入作品が多いが、ギャラリーや一般の空間での作品もある。立ち会ったあらゆる人との間で生まれる、相互違った体験の総体を作品と考える。個人の欲望と社会制度との軋轢、身体とその意志との齟齬や疎通から来る様々な不安、愚昧とも言える行為、そうした中から生まれる名付けようもないエネルギーに興味がある。予測できない状態をあえて作り、そのつどの選択により、新たな現実に出会う。リアルとフィクションを様々なレベルで混ぜ合わせ、しばしば、ユーモアによってそれらをつなぐ。ドュレーショナルなパフォーマンスも多く行ってきた。IPAMIA代表。 https://Sakikoyamaoka.com

石田高大 Ishida Takahiro

1995年、富山県富山市生まれ。2020年東京大学農学部環境資源科学課程卒業。
大学在学中、芸術に広く関心を持つようになる。2020年頃より、撮影スタジオや路上にて、その場にあったものや日用品を使って思うままに踊り、遊ぶ、その様子を知人に写真に撮ってもらっていた。次第に、パフォーマンスアートとして制作を始めた。制作では、自身の経験や内面の世界に最初の着想を得ている。https://linktr.ee/takahiroishida

平岡希望 Hiraoka Nozomu

1990年、東京都生まれ。2013年、学習院大学文学部心理学科卒業。同年、同大学院人文科学研究科心理学専攻博士前期課程に進学、2015年、中途退学。「蜘蛛と箒」(主宰: 石川卓磨) および板橋・「サブテレニアン」にてレビューを担当中。何かを見ている時間そのものを、文章で保存しようとしている。https://note.com/nozomu_h/