archive:関谷泉 Sekiya Izumi

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加藤英弘 撮影

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関谷さんのパフォーマンスは、女性、母親、労働者としての葛藤を言葉と行為に落とし込んでおり、世代を超えて多くの人に共感されています。関谷さんは、80年代には霜田誠二氏主催の「ブック・メディア・パフォーム」や「土湯温泉パフォーマンス」、パフォーマンスアート講座に参加し、また山谷の越冬闘争や反日アンデパンダン展、テント芝居「風の旅団」、粉川哲夫ゼミの卒業生による自由ラジオ放送局ラジオホームランなど、多くの活動から影響を受け、ミニコミ「おはなししましょ」を発行しました。90年代〜2000年代初頭のシングルマザー時代にはミニコミ「ぞくおはなししましょ」を発行し、読者がハガキで参加する「真冬のお茶会」「夢見会」などを開催。2007年に霜田誠二氏主催の「パフォーマンスアートの現在、ニパフの現在」に参加し、2008年以降、日本国際パフォーマンス・アートフェスティバル(通称NIPAF、ニパフ)に数回参加されています。それ以降、パフォーマンスアートというジャンルを意識して行うようになり、路上アート研究会を主催。パフォーマンスアーティスト、舞踏家、ミュージシャン、詩人など多ジャンルの参加者を募って、JR駅周辺や大きな公園で路上パフォーマンスを行ってきました。これまでのイベントタイトルは、「アスファルトに大根」「夜の散歩」「遠くを見る。近くを聴く。」「絶景かな絶景かな」「触る」など。番外編として三田の家で拾い物展覧会&パフォーマンスも企画されています。また、大谷蛮天門主催・主演の劇団・老人決死隊において、川のツルという名前で戦争、強制労働、貧困、現在の労働者問題を扱う演劇にも参加しています。最近、漆川夕の俳号で俳句も始めたとのこと。

 

関谷泉 経歴

1959年、東京生まれ。2007年、霜田誠二主催のNIPAFを見てパフォーマンスを始める。路上アート研究会を主催。多ジャンルの参加者を募って、JR駅周辺や大きな公園で路上パフォーマンスを行う。これまでのイベントタイトルは、「アスファルトに大根」「夜の散歩」「遠くを見る。近くを聴く。」「絶景かな絶景かな」「触る」など。その他、映像作家や音楽家とのコラボレーションも行う。 最近のパフォーマンスのテーマは、「女偏からの解放」「私の仕事はゴミを作ることです」「労働者失格母親失格の自己憐憫」。言葉と身体の交差する遊びを探している。

title:My life evidence 
date:2020年12月31日
venue:アトリエ第Q藝術
planner:徳田 ガン
project:除夜舞
light&sound: 早川 誠二
promotion&camera:村山 恵一郎
photo:加藤 英弘
corporation: 高山なおき、高山和大、アトリエ第Q藝術
edit: 北山 聖子

title:丸について
date:2022年7月9日
venue:ART×JAZZ M’s
planner:関根麻郎
project:今は静かにパフォーマンスでもvol.15
camera:広瀬真咲
collaboration artists: セキネマーロウ、原牧生、JUN爺/フーゲツのJUN(自由律俳句)、ゆあさてつろう
edit: 北山聖子