イベント『見えない経験、組織されない身体』
“Invisible Experiences, Unorganized bodies”

さいたま国際芸術祭 美術と街巡り事業

2020年10月24日(土) ・25 日(日) 
24・25th October, 2020 13:00~17:00

会場:旧大宮図書館 埼玉県さいたま市大宮区高鼻町2-1-1
Venue: Former Omiya Library 2-1-1 Takahana-cho Omiya-ku Saitama-city
 
入場料:無料 admission free
要予約  : 予約開始 10月3日 
予約窓口 (イベントの2日前まで)
 10月24日(土)の予約 https://peatix.com/event/1650948/view 
     10月25日(日)の予約 https://peatix.com/event/1650952/view 満席

新型コロナウイルス等感染症対策のため、体調不良や平熱と比べて高い発熱がある場合は、来場をお控えください。また会場では咳エチケット、マスク着用、手洗い・手指消毒、社会的距離の確保等にご協力ください。その他、会場の規定により観覧方法等についてのお願いをする場合があります。

 
企画:IPAMIA
 
 
タイムテーブル  Timetable
  •   10月24日(土)13:00~
      *パフォーマンス Performances
                北山聖子、たくみちゃん、清水恵み、恒星
                Seiko Kitayama, Takumichan, Megumi Shimizu, Kohsei
    *Artist talk vol.1 
               当日参加アーティストたち
          moderator:山岡さ希子、宮川緑
  •  10月25日(日)13:00~
      *パフォーマンス Performances
                小野田藍、髙橋莉子、山岡さ希子、
                Ai Onoda, Riko Takahashi,  Sakiko Yamaoka
     *研究発表     Research presentation
       「インドのハフォーマンスアート: 危機の時代の実践」
        “Performance art in India; its creativity
              and politicality on critical moment”
                                presenter :瀬藤朋 Tomo Seto
      *Artist talk vol.2 
             当日参加アーティストたち
        moderator:山岡さ希子、宮川緑
 

参加者プロフィール

小野田藍 Ai Onoda 1988年群馬県前橋市生まれ。2014年武蔵野美術大学造形学部芸術文化学科卒業。同年(株)日本郵便入社(2020年退職)。2020年より東京芸術大学大学院美術研究科修士課程先端芸術表現専攻に在籍。主な展覧会に「大地の芸術祭2015 限界芸術百選」(2015年、新潟)など。2017年にはYouTubeにてアート番組「Dadada!TV」を福西敏宏とともに開設。

北山 聖子 Seiko Kitayama 1982年長野県生まれ。東京造形大学絵画専攻卒 業。個人としての体験を観客との関係性の中で象徴的に物語る作品から出発し、2008年より国内外のフェスティバルで発表した。あなたとわたしと社会の関に生じる抑圧とレジリエンスを考える。seikokitayama.com

恒星 Kohsei      1995年~絵画を軸に、銅版・木版画、パフォーマンスアート、曲を国内外で制作発表。1999年ルーマニアのCluj国立美術館にて初個展。2004年~「a ri A Ru Creationz」を始動し展示・総合芸術公演等60回企画。2012年Kana氏と「星座を歩く Walking the Constellations」を結成し、日本・香港・フィリピン・チェコにて制作発表。アートクラスを茨城県古河市で開講、交流会「あるドラ万葉会」不定期開催。

瀬藤 朋 Tomo Seto 大阪大学文学研究科文化動態論専攻に在学中。2014年にパフォーマンスアートに出会う。2017年のインド留学を機にインドのパフォーマンスアーティストと交流を持ち、インドにおけるパフォーマンスアートの歴史的文脈について興味を持つ。現在、インドのプロテストの場におけるパフォーマンスアーティストの実践について修論をまとめることを思案中。

清水 恵み(美) Megumi Shimizu  宮古島‐杭州‐北京と移り住み、2016年から関東。 海外で必要だったボディラングエージから、中国で書と行為芸術家に出会い、主に大陸で行為をする。ゲーテ・インスティトゥート北京や広東汕頭大学芸術学院などで短期授業をし、 2019年は自由参加の「行為以前」を共同企画。近年の主な展覧会に三元当代美術館(天津)、Land art Mongolia360(2018)など。megumishimizu.com

髙橋 莉子 Riko Takahashi 1995年愛媛県⽣まれ。東京藝術⼤学先端芸術表現専攻修⼠課程に在籍。パフォーマンスを⾃⾝の主要な芸術⾏為として行なう。主に現場に沿った、サイトスペシフィックだが汎⽤性の⾼い、かつ最低限度のアクションをとる。場に現象が存在するための構成・順序を読み解くことで、それらの状況に対応した⾏為を導き出し、実⾏、そして空間の根本的な認識のあり様を再考する。rikotakahashi.com

たくみちゃん Takumichan  たくみちゃんは分断のない世界をつくりたい。その過程で独自のインプロヴィゼーションを構築する。近年の出演・発表に[完全で検証可能かつ不可逆的な」(blanClass 2019)など。パフォーミングアーツ・美術・演劇など領域横断的に活動し、2018年より自身が審査員を務め優勝を決めるコンペティション「たくみちゃん杯」を主催する。http://takumihashimoto.info

宮川 緑 Midori Miyakawa 横浜市出身、在住。東京藝術大学大学院 国際芸術創造研究科在学中。興味、関心はジェンダー、フェミニズム。現在はウーマンリブの女性作家とその記録についてリサーチしている。

山岡 さ希子 Sakiko Yamaoka 1992年にシンガポールのThe Spaceにて、初めての公開パフォーマンス。1997年より欧米やアジアのパフォーマンスアートイベントにほぼ毎年参加。シュールな妄想や音感覚をベースにミニマルで彫刻的な作品を行う。都市空間への介入や参加型の作品もある。「パフォーマンスアート!」東京藝術大学大学美術館(2000年)、「National Review of Live Art」(Glasgow, U.K. 2007年) 、「Re-Base」 (Taiwan Contemporary Culture Lab 2018〜2019年)   sakikoyamaoka.com

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コンセプト concept

指は指差せないと言います。にもかかわらず人類は、「自らの身体(とその社会)とその経験」について、それは一体「何」であり、「何を意味するのか」、ギリシャの昔から長い年月をかけ、様々な方法で、ああでもこうでもないと議論してきました。そして、いまだその決着がついていません。アーティストが自分の身体を使って何かを作品とするのは、その類に近いでしょう。よほど、他の生き物や事象を研究した方が冷静でいられるし、他の扱いやすい素材や他者を使って制作する方が、効率は良いかもしれません。にもかかわらず、わざわざ自身の身体やその時間を使い表現するアーティストたちは、きっと、ナルシストだったりマゾだったりエゴイストだったり、もしかしたら、ただ不精なだけかもしれません。だが、当然ながら、それだけではありません。彼らは、自身という一つしかない固有の身体と時間を素材とするので、一般社会の筋道を超えたこだわり、特有のスキルを持ちます。そして、その「決着のつかない問い」に立ち向かう、極めてタフで(愚かかもしれない)好奇心旺盛な人たちなのです。

さて、このイベントは、まだ2016年に設立したばかりのパフォーマンスアートのアーカイヴであるIPAMIAが企画しています。今回のイベントでご紹介するアーティストや研究者たちは、普段から、時流に流されず個性のある活動、作品を制作し続けている方たちばかりです。アーカイヴは彼らをこれまでも敬意を持って見守ってきたし、これからも追いかけて行くつもりです。たった2日間だけでのイベントでありますが、どうぞ、彼らの生身なプレゼンテーションを、ともに、まずは楽しみ、そして即時的に目で見えていることだけでは理解し得ない、指差せない「見えない経験」を共有していただけたらと思います。

As the saying goes, “a finger cannot point at itself”. However, humankinds have long been debating about this and that, in many ways, about their own bodies (and the society) and what they have experienced through, since the Greek Civilization. In other words, We have been asking ourselves: 0ur bodies and the society in which we exist – What is it and What does it actually mean? There is no conclusion to the struggle.That struggle seems similar to some artists who try to make a work of art using their own bodies. Perhaps artists could stay much cooler when doing research on other creatures or other matters. It could be much efficient for making works if they use other people or other materials that are easier to handle with. Artists who nevertheless use their own bodies and time for their expressions are probably narcissistic, masochistic, egoistic, or maybe they are just lazy. Needless to say, artists who choose to use their very own bodies and time -that is unique to each other- stick to go beyond mainstream logic and have their own specific skills. Furthermore, they are quite tough (maybe foolish) and curious people who would stand to face that “unsolvable question”.

This event is curated by IPAMIA, an archive project of performance art, which only started from 2016. Artists and researchers introduced at this event are those who do not rely on mainstream and have always been into unexpectedly unique activities and creations. 

As an archive project we have been paying attention to them with our respects and will continue to follow their journey. This event is to be held for only 2 days. However, we would like you to enjoy and share the “invisible experiences” which we may not fully understand immediately on superficial levels. These experiences remind us that we cannot point at ourselves.