『見えない経験、組織されない身体』
“Invisible Experiences, Unorganized bodies”

このイベントは、新型コロナウィルス対策により、夏以降に延期されました。日程や場所が決まれば、また、改めてお知らせします。引き続きよろしくお願いします。

身体にまつわる映像インスタレーションとパフォーマンスの3日間 
3days of video presentation and performances

トーク、ビデオ作品、パフォーマンス。テーマは、身体とその経験がまさに被っている、現代現在のアクチュアルな社会における潜在的な葛藤あるいはその可能性を、様々な解釈の「パフォーマンス」という方法で問う。

2020年5月5日(火、祝) 6日(水、祝)7日(木)  5/5, 6, 7 May, 2020
場所:旧大宮図書館 埼玉県さいたま市大宮区高鼻町2-1-1
Venue: Former Omiya Library  2-1-1 Takahana-cho Omiya-ku Saitama-city
入場料:無料  admission free

映像作品展示 Video Installation
5/5 14:00〜15:30  5/6 11:00〜15:30  5/7 11:00〜18:00(予定)
阪中隆文、中島晴矢、高橋莉子、星座を歩く(カナ コウセイ)
Takafumi Sakanaka, Hariya Nakajima, Riko Takahashi, Walking the Constellations (Kana Kohsei)

イベントタイムテーブル Event timetable
5/5   16:00〜19:30  
パフォーマンス Performances
小野田藍、北山聖子、Aokid×たくみちゃん Ai Onoda, Seiko Kitayama, Aokid×Takumichan
研究発表Research presentation「インドのハフォーマンスアート: 危機の時代の実践」
“Performance art in India; its creativity and politicality on critical moment”      瀬藤朋Tomo Seto
5/6 16:00〜19:30
パフォーマンス Performances
小野田藍、恒星、清水恵み(美)、佐藤朋子  Ai Onoda, Kohsei, Megumi Shimizu, Tomoko Sato
5/7  11:00~18:00 
*この日は、様々な即興的なパフォーマンスやトーク、記録映 像紹介がなされます。詳しいタイムテーフブルは4月ごろからサイトに紹介します。
パフォーマンス Performances(予定)
小野田藍、北山聖子、清水恵み(美)、高橋莉子「指示書 による」、たくみちゃん、山岡さ希子、+サプライズゲスト?   Ai Onoda, Megumi Shimizu, Seiko Kitayama, Takumichan, Riko Takahashi(instruction), Sakiko Yamaoka, +Surprise Guests?
トークイべントTalk event「pause ─抗する身体」 “pause – reacting bodies”
宮川緑 ゲスト: 宇野澤宣行(アーティスト) Midori Miyakawa, Guest speaker:Noriyuki Unozawa (Artist)
アーカイヴ資料紹介 Introduction from IPAMIA Archive
山岡さ希子 Sakiko Yamaoka

企画運営:IPAMIA
主催:さいたま国際芸術祭実行委員会­
さいたま国際芸術祭2020 美術と街巡り事業



Aokid×たくみちゃん Aokid×TAKUMICHAN     ダンサーのAokidとパフォーミングアーティストたくみちゃん(橋本匠)によるデュオ。2014年より作品の共同制作を始める。ダンサーのリズムや躍動感と、パフォーマンスアーティストによる様々なメディアを用いた表現やコンセプトを掛け合わせることで従来のダンスの拡張を目指して結成、活動が不定期に行われる。ninjaaokid16.wixsite.com/aokid/ takumihashimoto.info

小野田藍 Ai Onoda 画家。1988年群馬県前橋市生まれ。2014年武蔵野美術大学造形学部芸術文化学科卒業。同年(株)日本郵便入社(2020年退職)。2020年より東京芸術大学大学院美術研究科修士課程先端芸術表現専攻に在籍。主な展覧会に「大地の芸術祭2015 限界芸術百選」(2015年、新潟)など。2017年にはYouTubeにてアート番組「Dadada!TV」を福西敏宏とともに開設。

北山 聖子 Seiko Kitayama 1982年、長野県生まれ。東京造形大学絵画専攻卒業。個人としての体験を観客とのアクションの中で象徴的に物語る作品から出発し、2008年より国内外多くのフェスティバルで発表した。現在は空間または空間内のオブジェクトに自身の身体が反応したという必然をアクションによって読み解いていく作品を展開している。seikokitayama.com

阪中隆文 Takafumi Sakanaka 1989年東京生まれ。写真・映像・インスタレーションを制作する。暗渠、ビルの天井裏、床下、古墳、空き地など都市や建築の周縁的領域に着目し、遊びのような行為によってアプローチする。また展示空間をにおいて自身の身体を用いた徒労のような行為によって、空間と自身と観客の関わり方を変容させるプロジェクトも行う。 sakanakatakafumi.info

佐藤朋子 Tomoko Sato 1990年長野県生まれ、神奈川県在住。2018年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。レクチャーパフォーマンスを主として「語り」による表現活動を行う。歴史の複数性への関心と、各地に残る伝説や遺跡などへの興味から作品を制作。史実の調査過程から浮かび上がる事柄を複眼的につなぎ合わせ、フィクションとドキュメントを行き来する物語を構築する。tomokosato.org

星座を歩く(カナ コウセイ)Walking the Constellations (Kana Kohsei) 2012年、恒星と福島佳奈によりデュオ結成。古河、小豆島、新木場、香港、フィリピン、チェコにてパフォーマンスアート・映像・平面作品を制作発表。「大地・火・水・風・空 」「光を縫う」「接ぎ木と実生」「空隙振動」二人の異なるコンセプトや共通項、それらを直観フュージョンする。walkingtheconstellations.themedia.jp

瀬藤 朋 Tomo Seto 大阪大学文学研究科文化動態論専攻に在学中。2014年にパフォーマンスアートに出会う。2017年のインド留学を機にインドのパフォーマンスアーティストと交流を持ち、インドにおけるパフォーマンスアートの歴史的文脈について興味を持つ。現在、インドのプロテストの場におけるパフォーマンスアーティストの実践について修論をまとめることを思案中。

清水 恵み(美) Megumi Shimizu  宮古島‐杭州‐北京と移り住み、2016年から関東。 海外で必要だったボディラングエージから、中国で書と行為芸術家に出会い、主に大陸で行為をする。ゲーテ・インスティトゥート北京や広東汕頭大学芸術学院などで短期授業をし、 2019年は自由参加の「行為以前」を共同企画。近年の主な展覧会に三元当代美術館(天津)、Land art Mongolia360(2018)など。megumishimizu.com

髙橋 莉子 Riko Takahashi 1995年愛媛県⽣まれ。東京藝術⼤学先端芸術表現専攻修⼠課程に在籍。パフォーマンスを⾃⾝の主要な芸術⾏為として行なう。主に現場に沿った、サイトスペシフィックだが汎⽤性の⾼い、かつ最低限度のアクションをとる。場に現象が存在するための構成・順序を読み解くことで、それらの状況に対応した⾏為を導き出し、実⾏、そして空間の根本的な認識のあり様を再考する。rikotakahashi.com

中島 晴矢 Haruya Nakajima 1989年神奈川県生まれ。アーティスト。美学校「現代アートの勝手口」講師。「喫茶野ざらし」ディレクター。主な個展に「東京を鼻から吸って踊れ」(gallery αM)、グループ展に「TOKYO2021」(TODA BUILDING)、アルバムにStag Beat「From Insect Cage」など。haruyanakajima.com

宮川 緑 Midori Miyakawa 横浜市出身、在住。東京藝術大学大学院 国際芸術創造研究科在学中。興味、関心はジェンダー、フェミニズム。現在はウーマンリブの女性作家とその記録についてリサーチしている。週末は杉並区のコミュニティスペース「あなたの公-差-転/kosaten」にいることが多い。

山岡 さ希子 Sakiko Yamaoka 1997年より欧米やアジアのパフォーマンスアートのイベントに参加。シュールな妄想や音感覚をベースにミニマルな表現を行う。都市空間への介入や参加型の作品もある。2000年「パフォーマンスアート!」東京藝術大学大学美術館、2005 年「横浜港湾借景行為表現計画」、2007年「National Review of Live Art」グラスゴー、2019年AIR「KinesTHESES project」トロント   sakikoyamaoka.com 

指は指差せないと言います。にもかかわらず人類は、「自らの身体(とその社会)とその経験」について、それは一体「何」であり、「何を意味するのか」、ギリシャの昔から長い年月をかけ、様々な方法で、ああでもこうでもないと議論してきました。そして、いまだその決着がついていません。アーティストが自分の身体を使って何かを作品とするのは、その類に近いでしょう。よほど、他の生き物や事象を研究した方が冷静でいられるし、他の扱いやすい素材や他者を使って制作する方が、効率は良いかもしれません。にもかかわらず、わざわざ自身の身体やその時間を使い表現するアーティストたちは、きっと、ナルシストだったりマゾだったりエゴイストだったり、もしかしたら、ただ不精なだけかもしれません。だが、当然ながら、それだけではありません。彼らは、自身という一つしかない固有の身体と時間を素材とするので、一般社会の筋道を超えたこだわり、特有のスキルを持ちます。そして、その「決着のつかない問い」に立ち向かう、極めてタフで(愚かかもしれない)好奇心旺盛な人たちなのです。

さて、このイベントは、まだ2016年に設立したばかりのパフォーマンスアートのアーカイヴであるIPAMIAが企画しています。今回のイベントでご紹介するアーティストや研究者たちは、普段から、時流に流されず個性のある活動、作品を制作し続けている方たちばかりです。アーカイヴは彼らをこれまでも敬意を持って見守ってきたし、これからも追いかけて行くつもりです。たった3日間だけでのイベントでありますが、どうぞ、彼らの生身なプレゼンテーションを、ともに、まずは楽しみ、そして即時的に目で見えていることだけでは理解し得ない、指差せない「見えない経験」を共有していただけたらと思います。

As the saying goes, “a finger cannot point at itself”. However, humankinds have long been debating about this and that, in many ways, about their own bodies (and the society) and what they have experienced through, since the Greek Civilization. In other words, We have been asking ourselves: 0ur bodies and the society in which we exist – What is it and What does it actually mean? There is no conclusion to the struggle.That struggle seems similar to some artists who try to make a work of art using their own bodies. Perhaps artists could stay much cooler when doing research on other creatures or other matters. It could be much efficient for making works if they use other people or other materials that are easier to handle with. Artists who nevertheless use their own bodies and time for their expressions are probably narcissistic, masochistic, egoistic, or maybe they are just lazy. Needless to say, artists who choose to use their very own bodies and time -that is unique to each other- stick to go beyond mainstream logic and have their own specific skills. Furthermore, they are quite tough (maybe foolish) and curious people who would stand to face that “unsolvable question”.

This event is curated by IPAMIA, an archive project of performance art, which only started from 2016. Artists and researchers introduced at this event are those who do not rely on mainstream and have always been into unexpectedly unique activities and creations. 

As an archive project we have been paying attention to them with our respects and will continue to follow their journey. This event is to be held for only 3 days. However, we would like you to enjoy and share the “invisible experiences” which we may not fully understand immediately on superficial levels. These experiences remind us that we cannot point at ourselves. 

主催・さいたま国際芸術祭2020 関連事業 Saitama Triennale 2020